茎は茅葺き屋根の材料としてや、飛騨(丹生川)にある伊太祁曽神社で管粥神事に使用されます。美濃(神戸)では火祭りのたいまつとして茎を燃やすなど神事・祭事として古くより暮らしの身近な所で活躍しています。
繊維は衣類や和紙、下駄の鼻緒などの紐として、神事ではケガレを祓う神聖な植物として鈴縄や御幣などに使用し、麻炭は花火やカイロの原料として使われています。
石油に代表される地下資源にかわる、循環型地上資源として再評価され、ヨーロッパを中心に伝統的な使い方、新たな利用法がすすめられており、全て実用化されています。
昔から日本各地で栽培されていましたが、現在は栃木県が繊維用作物として栽培しているほか、各地で神事・祭事用などとしてわずかに栽培しているだけです。
茎や繊維・種など多くの部分を紙・建材・プラスチック・衣料繊維などの工業原料、燃料・エネルギー・食用油や食材として、または医療用、化粧品など幅広く利用できるからです。
ヘンプの繊維・茎・種子の利用を目的とし、薬理成分(THC)の含有量を0.25%未満とした繊維型の品種です。国内をはじめ国外でも繊維型の品種が基準となっています。
アサ科の1年草。約100日間で高さ3~4mにも成長します。農薬・化学肥料を使用せずに痩せた土壌でも栽培することができ、寒冷地にも適応する非常にタフな植物です。
昔から日本で『麻』といえばヘンプのことをさします。亜麻・苧麻・黄麻・洋麻・マニラ麻・サイザル麻なども『麻』の文字を使いますが、植物学的な類縁はありません
今注目を浴びている、とても環境に優しく利用価値が高いと世界的に再評価されている植物です。葉と花穂に薬理成分があるため、日本で栽培するには免許が必要です。