一発入魂の割物(大玉)などに麻炭は欠かせない素材でしたが近年では入手が難しいため輸入のものか他の代替素材を使用することが多いそうです。
割物の構造
酸化材 過塩素酸カリウム 硝酸カリウム
可燃剤 松炭 麻 炭 桐炭 硫黄 セラック
 まず導火線に割薬剤をつけます。これは割薬と星とが触れないようにし、また星の位置が安定するようにするもので、楮(こうぞ)のような丈夫な和紙を用いことが多いそうです。
 導火線を割薬袋の一端に差し込み、硬い糊を少し付けてしっかりと糸で固定します。そして玉皮の半球の中央に小穴を開け内側から割薬のついた導火線を差込麻(ヘンプ)で固定します。麻はよく糊づけし導火線に巻きつけてとめます。
組み立ての手順
割火薬の主要成分
 割物はわが国の最も代表的な花火といえるでしょう。普通の割物の代表的な構造を示すと図のようです。玉皮・星・割薬・導火線の主要部分から成り立ちます。
 麻(ヘンプ)が活躍する割薬は火のまわりを良くするため綿実やもみ殻の表面に割薬剤をまぶし、粒状に仕上げたものです。導火線は必要な延時をとるため、また確実に発射薬の火をとり、確実に割薬に火を伝えるため特別に重要で、いわば花火の生命であり、手間を惜しんではならいところといえるでしょう。
過塩素酸カリウム系割火薬の配合比例
国産麻炭に変わり代替素材での線香花火は火花が小さく長持ちしない!と伝統の素材を用いたこだわりの線香花火も復活販売されています。
過塩素酸カリウム 68%
麻 炭 21%
もみ炭 13%
硝石 7%
みじん粉 4%
硫黄 0%

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 麻(ヘンプ)の繊維をとった後に残る木質部を麻殻(おがら)と呼びます。先人達は麻殻を捨てることなく見事に活用していました。そのひとつに【火薬】としての知恵があります。
 麻殻からなる麻の炭は着火力に優れており古くより打ち上げ花火・線香花火等の火薬として使用されてます。花火の割火薬には、今でも麻炭が使用されています。割火薬は、酸素を供給して燃焼を促進させる『酸化剤』と燃焼をし易くする『可燃剤-助燃剤』とで構成されています。

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